「積極的休養のすすめ」

 

みなさんは、「休養」といいますと、どんなことを想像しますか?「睡眠ととること」「仕事を休むこと」「何もしないでのんびり本でも読むこと」等でしょうか。実は、それらの休養は「消極的休養」と呼ばれています。「消極的」があるのだから「積極的」はあるのか?と思われるかもしれませんが、なんと!?そのまさかの「積極的休養」は存在するのです。そして、その「積極的休養」こそが、いつまでも健康でいられる大きなヒントになるものなのです。

人は、運動をすると“疲れ”ます。これは、運動時にできる疲労物質の一つである筋肉中の“乳酸”が影響している事は良く知られていますね。乳酸は、ブドウ糖を分解してエネルギーを作る時に筋肉中ででき、筋肉内でブドウ糖は分解するとピルビン酸という物質になります。この後、酸素が十分に利用できた場合は、ピルビン酸から乳酸とは別の物質になります。しかし、酸素が十分に利用できないとピルビン酸から乳酸になります。筋肉中の乳酸濃度が一定の値を越えると筋肉は収縮することができなくなり疲労感が残るという流れです(無酸素系の運動をすると筋肉がパンパンになるのはこの為です)。

さて本題も戻って、だったら「消極的休養」をして体をしっかり休めればいいのではと思いますが、何と、その疲労物質の乳酸は、身体を動かす事(積極的休養)で、速やかに除去される事が分かっているのです。逆に身体を動かさなければ、乳酸は筋肉の周辺に停滞し壊れた筋肉の再生スピードは遅れ疲労度が増します。よくテレビで、マラソン選手が42.195kmを走り終えた後、しばらく歩いたり軽くジョギングしたりする姿を見たことはありませんか?あれこそが、「積極的休養」の一例です。また、ストレッチや軽い運動でもいいのです。それらにより、筋肉が酸素を取り入れながら収縮し、新鮮な酸素が筋肉に流れ込み新陳代謝が高まります。また、「積極的休養」は、筋肉量を上げ脂肪を燃焼しやすい体作りにもなります。更に、「積極的休養」は、ショッピングに出かけたり、趣味等をする事なども含まれます。

病気や本当の意味で心身ともに疲労困憊状態にある場合は、「消極的休養」をして、しっかり体調を整える必要がありますが、日ごろから運動の出来る状態にある方は、更なる健康増進のためにも、「積極的休養」をお勧めいたします。また「休養」とは「体を養う」と書きますので、ボランティア活動やその他社会活動等にも積極的に参加するなど、自らの心と体を養いましょう。その辺りに継続できるヒントが隠されているような気がします。

ちなみに最近デスクワークが多くなった私は、昼休みに早めに食事を済ませ、その後30分ほど体を動かすことをしています。その結果、血行も良くなり午後は“眠くならなくなり(笑)”、効率があがりました。

または、“お孫さん”と一緒に遊ぶのも素敵な「積極的休養」のとり方ですね。ただ、「休養」で済まされなくなるかも知れませんが(笑)

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